アップデートエージェントの使用

http://www.redhat.com/apps/user のサービスにユーザ登録すると、アップデート通知を電子メールで受け取るオプションを選択することができます。これを選択すると、ユーザの指定に応じてアップデートが入手できることを知らせるメールが届きます。

アップデート通知を受け取ると、アップデートエージェントを正しく設定済みであれば、アップデートエージェントにより プライオリティ FTP に接続し、アップデートのダウンロードとインストールを開始することができます。

注意注意:
 

アップデートエージェントを使用するためには、専用接続、またはダイアルアップ接続による ISP への接続のいずれかが必要です。

セッションを開始する場合は、アップデートエージェント ([System] => [Update Agent] で) を起動し、ルートアカウントのパスワードを入力します。

アプリケーションのメイン画面で、 [Connect] をクリックします。ウィンドウ最下部のステータスバーは、アプリケーションが接続し、アップデート FTP サイトで情報を検索中であることを表示します。

パッケージまたはファイル (カーネルのアップグレードなど) を除外することにした場合、 図 5-6 のような応答が表示されます。.[OK] ボタンを押してインストールを続行します。

図 5-6. 除外ファイル

アップデートエージェントのメインウィンドウにあるステータスバーは、アプリケーションが Web ブラウザで表示されるページを作成中であることを表示します。パッケージのソートとページの作成が終了すると、ブラウザが開き、 図 5-7 のような結果が表示されます。

アップデートされたパッケージがある場合は、パッケージの名前、その機能のサマリ、および最新バージョン番号、リリース番号、パッケージサイズなどの関連する詳細が表示されます。

図 5-7. 入手できるアップデート

ページの下のほうにスクロールし、パッケージの横のボックスをチェックすれば、個別のパッケージを選択することができます。それが終了したら、ページ最下部の [Request selected packages] ボタンをクリックしてください。

入手できるすべてのパッケージでシステムをアップデートする場合は、 [Request ALL packages] ボタンをクリックします。この場合は、各パッケージの横で個別の選択を行う必要がありません。

パッケージに関する要求を指定すると、ブラウザウィンドウが閉じます。(ウィンドウにウィンドウを閉じるかどうかを問い合わせるメッセージが表示されることがあります。 [OK] をクリックして、この決定を確定してください。)

図 5-8. ダウンロードプロセスの開始

次に、ダウンロード中のパッケージが Update Agent メイン画面の [Package Name] に表示され、 図 5-8 で示すように、各パッケージの横の [Status] カラムに小さいボタンが表示されます。

パッケージのダウンロードが終了すると、 [Status] カラムのボタンが赤い矢印に変わってこの変更を反映します。各パッケージのインストールが正常終了すると、この矢印はチェックマークとなります。ウィンドウの右下にある進捗バーは、すべてのアップデートのダウンロードとインストールが完了するまでに残っている作業を表示します。

すべてのパッケージの検索、システムへのインストールが完了すると、この手順の正常終了を示すウィンドウが開きます。手順を実施済みであることを知らせる電子メールによる確認も届きます。この確認は [User ID] として指定されたアドレスに送信されます。

すべてのパッケージの検索とインストールが終わったあとで アップデートエージェント を終了するには、 [Quit] ボタンをクリックします。