Konsole は root-suid としてインストールしてもいいように作られてはいますが、 そのような使い方を意図している訳ではありません。 避けてください。 Konsole は起動直後に特権をオフにします。 セキュア キーボード(X11)が実装されていないため、他のX11 アプリケーションが、 その気になれば、 Konsole からのキーイベントを取得することができます。 トロイの木馬に注意してください。
Konsole は疑似 tty を fchown(2) しません。これは、マルチ ユーザ環境においてはあなたの(rootの)セッションを盗み見することが できるということです。新しい Linux カーネル (2.1/2.2) では、 Konsole はそのような試みを退けるようになっています。 それができるかできないかを確かめるために、次の手順を Konsole から試してみてください:
$ tty /dev/ttyp3 |
他の(非 root)ユーザで、次のコマンドを試します:
$ echo 'test' > /dev/ttyp3 |
Konsole のセッション内に文字列を受信したら、そのセッションは安全ではありません。
その他の UNIX では、この抜け穴をある程度塞げるようですが、 その解決法では Konsole を root/suid でインストールする必要があります。 全てのインストールをそのようにできる訳ではないことは分かっていますが、 私にはそれをどうすることもできません。