Chapter 5. 現行システムのアップグレード

本章では、Red Hat Linux 6.2J のアップグレードを行う際のステップについて説明します。

アップグレードとは

Red Hat Linux 6.2J のインストールプロセスの中には、RPM テクノロジーに基づく、以前のバージョンの Red Hat Linux (バージョン 2.0 以降) のアップグレード機能が含まれています。

システムをアップグレードすると、モジュール式の 2.2.x カーネルと、現在マシン上にインストールされているパッケージのアップデートバージョンがインストールされます。アップグレードプロセスを実行した場合、既存の設定ファイルには .rpmsave という拡張子が付けられた上で保存され (たとえば、sendmail.cf.rpmsave)、実行されたアクションのログが /tmp/upgrade.log に残されます。ソフトウェアが進化するにつれて、設定ファイルのフォーマットが変化することもあるので、変更内容を組み込む前に、元の設定ファイルと新しいファイルを注意深く比較する必要があります。

注意注意:
 

アップグレードパッケージの中には、正しく動作するために他のパッケージをもインストールする必要があるものもあります。アップグレードするパッケージをカスタマイズすることにした場合は、依存関係の問題を解決する必要があるかもしれません。アップグレードするパッケージをカスタマイズしない場合は、アップグレードプロシージャがそれらの依存関係の問題を処理します。ただし、システム上に存在しないパッケージを追加インストールする必要があるかもしれません。