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16. 助けを求めるには

いろいろと試しても、自力だけでは問題を解決できないこともあるでしょう。 この場合は他の人に助けてもらわなければなりません。 もっとも効率の良い方法は、近くにいる人や、 近所の Linux ユーザグループに尋ねたり、 あるいは近くの web を検索することです。

他の可能性として、 たくさんある Usenet ニュースグループのどこかで尋ねることもできます。 この方法の問題は、これらのグループでは流量もノイズも大きい (S/N 比が低い、と言われます) ために、 あなたの質問が答えられないまま放っておかれる可能性が高いことです。

どこで尋ねるにしろ、真面目に取り合ってもらうためには、 上手な質問の仕方をすることが大事です。 「僕のディスクが動きません」 なんて言うだけじゃ誰も助けてくれないでしょうし、 ノイズのレベルがまた上がるだけの結果になります。 運が良ければ誰かが詳しい内容を尋ねてくれるかもしれませんけど。

そうではなく、あなたの問題をできるだけ詳細に述べて、 他の人があなたを助けることができるようにするべきです。 問題の原因はあなたが思っているのとは違うところにあるのかもしれません。 ですから、あなたのシステムに関する以下のような情報を列記すべきなのです。

ハードウェア

ソフトウェア

周辺機器

これらの問題がどのように相関しているかの一例を挙げてみましょう。 古いチップセットでは、 ビデオコントローラと SCSI ホストアダプタの組み合わせによっては 障害が起こることがあったりするのです。

ブート時のテキストが /var/log/messages にあること、 ここには上記に関する答えのほとんどがあることも覚えておきましょう。 ドライブに問題がある場合は、 そもそもログをセーブするディスクが無いことになりますが、 でも SHIFTPAGE UP キーを使えば、 最低限ながらスクリーンをスクロールバックすることもできます。 これらのログの一部分を、質問メッセージに入れてもいいでしょう。 でもあまり入れすぎず、簡潔にしておきましょう。 ログファイルがUsenet ニュースにダンプされるのは、 「ちょっとイヤだな」というレベルを少々越えていますから。


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