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10. 結論

本当に安全なプログラムの設計と実装を Linux 上で行うことは本当に難しい 作業である. この難しさは,本当に安全なプログラムは敵になる可能性があるユーザが操作 できる全ての入力と環境に対して適切に応答できなければならない点にある. これは Linux 固有の問題ではなく,他の汎用の OS (UNIX や WindowsNT 等) でも開発者達は同様の試みを行っている. 安全でなければならないプログラム開発者は,プラットフォームを深く理解し, (本論文のような)ガイドラインをよく読んで利用し,(ピアレビューなどの) 保証のための工程を実施することによりプログラムの弱点を減らさなければな らない.


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