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4. デーモンを起動する

SMB のデーモンは /usr/sbin/smbd/usr/sbin/nmbd の 2 つです。

Samba のデーモンを実行するやりかたは 2 つあります。inetd から起動 する方法と、スタンドアローンのプロセスとして起動する方法です。専用のファ イルサーバとして用いる場合は inetd から起動する方が良いでしょう。 そうすれば何らかの理由でこれらのデーモンプロセスが死んでも、次のリクエ ストによって再実行されます。SMB サーバサービスを時々しか利用しない(シ ステム管理のときだけとか)ならば、/etc/rc.d/init.d スクリプト から実行すると良いでしょう。必要なときだけ手動で実行しても良いでしょう。

===訳注===

スピードの点からは、デーモンプロセスの方がわずかながら有利という意見も あります。また、訳者のホストで 3 ヶ月ほど Samba を使用した間、落ちたこ とはありませんでした。

==訳注終==

inetd からデーモンを起動する場合は、以下の行を inetd の設定 ファイル /etc/inetd.conf に加えます。


# SAMBA NetBIOS services (for PC file and print sharing)
netbios-ssn stream tcp nowait root /usr/sbin/smbd smbd
netbios-ns dgram udp wait root /usr/sbin/nmbd nmbd

書き換えたら、以下のコマンドを実行して inetd をリスタートします。


    kill -HUP <pid of inetd>

<pid of inetd> には inetd のプロセス ID を入れてく ださい。ps コマンドで確認するか、"cat /var/run/inetd.pid" などでもわかります。

デーモンをシステムの起動スクリプトから実行する場合は、以下の内容を /etc/rc.d/init.d/smb として作製し、スクリプト中のコメントで指 定されているファイルへのシンボリックリンクを作ってください。


#!/bin/sh

#
# /etc/rc.d/init.d/smb - starts and stops SMB services.
#
# The following files should be synbolic links to this file:
# symlinks: /etc/rc.d/rc1.d/K35smb  (Kills SMB services on shutdown)
#           /etc/rc.d/rc3.d/S91smb  (Starts SMB services in multiuser mode)
#           /etc/rc.d/rc6.d/K35smb  (Kills SMB services on reboot)
#

# Source function library.
. /etc/rc.d/init.d/functions

# Source networking configuration.
. /etc/sysconfig/network

# Check that networking is up.
[ ${NETWORKING} = "no" ] && exit 0

# See how we were called.
case "$1" in
  start)
    echo -n "Starting SMB services: "
    daemon smbd -D      
    daemon nmbd -D 
    echo
    touch /var/lock/subsys/smb
    ;;
  stop)
    echo -n "Shutting down SMB services: "
    killproc smbd
    killproc nmbd
    rm -f /var/lock/subsys/smb
    echo ""
    ;;
  *)
    echo "Usage: smb {start|stop}"
    exit 1
esac

===訳注===

Slackware の場合は、/etc/rc.d/rc.local に以下のような行を追加 しておけば良いでしょう。


if [ -f /usr/sbin/nmbd ]; then
  echo "SAMBA servers"
  /usr/sbin/smbd -D
  /usr/sbin/nmbd -D
fi

==訳注終==


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